少ない練習時間でも練習効率を高める5つのやり方

よく、歌をやっていると言うと

一日にどれくらい練習していますか?

と聞かれます。

プロを目指す人
趣味の人
なんとなく聞いてみただけの人・・・

今日は歌の練習時間と、どうすれば練習を効率的にできるのかを見ていってみましょう!

りっちょの場合の練習時間

私の練習時間は一日平均一時間半です。

少ないと思いましたか?

でも、私はこの一時間半というのがベストだと今のところ思っています。

発声に30分と、曲の練習に一時間ほどかけます。

だいたい二時間歌を練習する時間を取っていて、短い休憩をはさみます。

もちろん人によって喉の強さも体力も違うので、もっと歌える人もいると思います。

逆に、もっと少ない方が良いという人もいると思います。

カラオケのフリータイムとか、
歌の人と合わせる稽古や本番とか・・・

一時間半以上歌わなければならない時も結構あります。

ですが、自分一人の練習なら、

短い時間に効率よくやる方法

を取ることがベストです。

その理由と練習を組み立てていくやり方を見ていきましょう!

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喉は疲労すると血流も悪くなるし、声帯もむくみ始めるので短時間が良い

私も昔、ピアノをやっていたのでわかるのですが

「何時間も練習すれば上手くなるのではないか」

と思っている人もいると思います。

ですが、絶対に声は何時間も発声し続けてはいけません。

歌はスポーツです。

筋肉です。

当然、歌い続ければ筋肉は疲れます。

血の巡りが悪くなりますし、声帯がむくみ始めます。

自分の喉がベストコンディションでない時に練習し続けても、効率良くないですよね。

人と合わせる時や本番、カラオケでみんなで楽しく何時間も歌う時は良いと思います。

でも、自分のテクニックを磨くための練習時間を取る時は、短時間で効率よくやることを考えましょう。

練習していない時に、練習メニューを考えておく

歌を上手くなる時に短時間で練習した方が良い、

ということは、

練習時間を無駄にしてはいけません。

というのは簡単ですが、実際難しいですよね・・・

その日のコンディションによってはかどったり、はかどらなかったり。

ですが、練習していない時間に、ある程度

「今日はこういうやり方の練習をしてみよう」

イメトレをしておくことが大事です。

歌は人生で歌ってない時間の方が長いですよね。

「今日の夕ご飯のメニューはどうしようかな」

程度に楽しく考えてみてください。

自分である程度やり方を計画しておくことで、効率がグンっとアップしますよ!

短時間で効率を上げるために、自分の内側に意識してみる

自分が歌う時、どうやって自分の内側の筋肉が動いているかを感じることはとても大事です。

これはどんなに優秀なボイストレーナーでも教えることは難しいと思います。

意識が内側に向いてくると、段々喉の筋肉をどう使っているのかも感じられるようになります。

喉の筋肉は随意筋ではないので、非常に感覚的にはなりますが。

声帯を自分の意思で引っ張ったりすることはできません。

最終的には、

「こうしたらこう使えるようになる」

という自分の感覚と実際の声を結びつけるイメージ論だとは思います。

それができるまではひたすら声を「今、どうやって声を出したか」に向き合っていきます。

私の経験からも言えますが、なんとなーくで回数歌っていっても上手くはならないんですよね。

この内側の感覚についてはまた詳しく書きますが、第一段階では脱力が絶対に必要です。

筋肉をこわばらせて無理やり声を出すやり方をしている時は、
内側の繊細な感覚に気づきにくいです。

私もカチカチ・とげとげのハリネズミになりやすいのでよくわかります。

喉の凝りをとるマッサージに関しては
声を良く出すために、喉が凝った時に誰でもできる3つのマッサージ
をご参考にしてみてください。

声の出方が変わってきたと思ったら休む

声が出にくいな
疲れてきたな

と思ったら、休憩をはさみましょう。

何分と決めずに、好きな時間で良いです。

喉はとても繊細な部分なので、いたわってあげましょう。

風邪や体調不良の時は練習を休んだり、休憩を複数回とってもいいです。

根性論的に何時間も痛めつけるやり方はしない方が良いです。

私も学部一年生の時、元ピアノ科のノリで一日六時間とか歌っていました。

・・・えぇ、結節になりかけました。

この六時間練習してたというのは、まぁ、置いておいて・・・

やっぱり喉が「疲れたよ」というシグナルは必ず受け取ってあげましょう。

無理してむち打つのはNGです!

色んな声を出すやり方を練習中では試してみる

最近思うのは、歌は色んなちょっとした感覚の積み重ねなんだと思います。

ボイトレに行っている人は先生の言われたアドバイス
独学で歌を練習している人は色んな声の出し方をしてみる

そうやって喉や体の使い方の幅を広げてみてください。

誰でも、色んなやり方を試してみることで
「歌いやすい」「歌が良くなる」
方法を見つけることができます。

歌は、

一輪車に乗って片手で棒をもって、その上にお皿をのっけて、
しかもさらにその上にビー玉を乗せている・・・

そんなイメージがあります。

本当にちょっとした些細なバランスなんですね。

最初はバランスをとるのが雑技団並みの超人芸に感じてしまうかもしれません。

ですが、自転車に乗れる時のようにすべてのバランスがかみ合う時が来ます。

私は20歳過ぎてから大人の自転車講習みたいなので初めて乗れるようになったので、
「その時の感覚だなぁ」と思います(笑)

短時間で歌の練習効率を上げるやり方まとめ

喉はとても繊細な部分なので、いたわるようにしましょう。

短い時間で休憩も挟むようにしましょう。

歌っていない時のイメトレや、自分の内側の感覚を見つけていくことが大切です。

「だれだれが〇時間歌えているのに自分は〇時間しか歌えない・練習してない」

というのは関係ないのです。

喉は一人として同じ人がいません。

真の自分のボイトレ講師になれるのは、自分なのではないかと思います。

もちろん、良い先生に出会うことでヒントはたくさんもらえます。

自分の時間で、自分の感覚に耳を澄ませて、自分のバランスを見つけてみてください。

あなたの喉は、声は、あなた一人で本当は完成しているのです。

私もまだまだ修行中なので、一緒に頑張っていきましょう!

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