ビブラートができるようになるための2つの練習方法

魅力的に歌が上手い人の特徴と言えば、ビブラートですよね。

ビブラートが心地よい音だと、思わず聞きほれてしまいます。

そんなビブラートは、どんな練習方法をすればできるようになるのでしょうか?

今日はビブラートの練習方法についてを見ていきましょう!

スポンサーリンク




ビブラートができるようなる練習方法1. 音を出すポジションを高くする

綺麗なビブラートと、聞いていて不快になるビブラートってあると思います。

ビブラートはイタリア語で振動という意味があります。

この振動の幅があんまりにも大きすぎて、ちりめんみたいな声になるのはNGです。

もちろん、そういう声を使う歌のジャンルや、魅力的な歌手は例外です。

一般的に上手いと言われるビブラートは喉から操作されるのでなく、息によって振動します。

声の源は息、ということは今までの記事でもいろいろ語ってきました。

ロングトーンが楽にできるようになるための3つの練習方法

ビブラートの正体もまた、息なのです。

まずは、息の振動によってビブラートをつけるために、ポジションが高い必要があります。

歌で言うところのポジションは、声の出る位置です。

ここが低くなってしまうと、息が通らず、喉の力みによってついた声の揺れになります。

演歌のこぶしとかはそれでもOKです。

ビブラートは息を送ってあげる行為なので、ブロックが解放されていないといけません。

声をブロックしてしまう5つの要素を知って音を解放させよう

ブロックが取れた時、息は鼻の後ろの頭蓋骨に当たるのを感じられます。

これが高いポジションです。

息を止めてしまう要素がないようなフォームで歌いましょう。

スポンサーリンク




ビブラートができるようになる練習方法2. 息の振動を送ることで声をビブラートさせる

フォームが決まったら、いよいよ声にビブラートを掛けます。

高いポジションのまま息を吐きながら声を出して、声を揺らしてみましょう。

最初はトリルのようになってしまって構いません。

息によって顔が振動し、音も振動していくのを感じてみましょう。

これが良いビブラートです。

ちなみにこのポジションやビブラートのかけ方はオペラ流です。

ですが、この息の流れは他ジャンルでも使えると思います。

喉を締め付けて振動をさせてしまっている人はやめましょう。

喉に変な運動の癖がついてしまうと、後々取るのが大変になります。

特に、喉の筋肉は緩むための拮抗筋がないと言われています。

ビブラートとは、イタリアでは「生きた音」とも言われます。

逆に、ビブラートのない音は「死んだ音」と言われます。

本来のビブラートはとても単純で、誰でもできる生きた音なのです。

喉で無理やり声を震わすより、脱力をして息を通した方ができるのです。

ビブラートができるようになる練習方法・まとめ

ビブラートの正体は息による振動です。

声をブロックする5つの要素が取れ、息の流れが高い位置に感じられる時にできます。

この高い位置を歌のポジションと言います。

高いポジションに声を出しながら息を送ってあげて、震わせてみましょう。

喉で無理やり音を震わせたり、力を入れる必要がありません。

自然な息の流れが、ビブラートを作り、誰でもできるようになります。

文章ではなかなかイメージ付きにくいですよね。

ビブラートについてはまた補足していきます!

スポンサーリンク