歌を録音して自分の声や歌を聞く・・・
恥ずかしくて抵抗がある人もいます。
絶対に録音した方が良いという一方で、
録音しない方が良い
という話もありますね。
これは一体どういうことなのでしょうか。
今日は歌を録音して練習することのメリットとデメリットを見ていきます。
ちなみに私は「PCM録音」というアプリをスマートフォンに入れて録音しています。
無料ですがなかなか良いですよ!
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この記事の目次★
録音をして歌を練習するメリット1・音程を聞いて直せる
歌の上手い下手を決める大事な要素である音程。
録音をすれば、自分の音程のずれに簡単に気が付くことができます。
意外と、ピアノを弾きながら歌っていても、
録音したらズレていることがあります。
毎日歌を練習していると、自分の癖に耳慣れてしまって、
気が付いたら音痴になってしまった!
ということはよくあることです。
録音をすることで、厳しく自分の音程をチェックするのは大事です。
録音をして歌を練習するデリット1・音程が悪い原因は発声が原因なこともある
録音によって自分の音程の悪さに気が付ける物ですが、
自分の発声に問題があるから、音程が悪くなってしまっている
ということもあります。
録音で練習して音程に固執するあまりに、変な癖がついてしまうことがあります。
カラオケなどの採点も音程にすっごく厳しいですよね。
その音を頑張って正しい音程で歌えていても、
苦しそうで上手い歌に聞こえない・・・なんて時もあります。
音を間違えていたりした場合は直してOKですが、音が少し高い、低いといった場合は、
発声も考えて、どうやって正しい音程で歌えるかも見直してみましょう。
録音をして歌を練習するメリット2・自分の歌を客観的に聞くことができる
話声もそうですが、歌は骨伝導によって自分の耳に聞こえるため、
自分の中で聞こえる声と実際に出ている声は異なります。
自分で自分の声を聞きすぎてしまうと、実際に出ている声量は少なくなってしまったり、
できているつもりでできていなかった
ということが多々あります。
自分の歌を録音して聞きなおすことで、客観的に自分の歌を分析できます。
こんなに下手なんて!
とショックを受けることもありますが、自分では外に出ている声を聴けない以上、
自分でもちゃんと客観的に知ることは大切です。
録音をすることで歌詞がはっきりしていなかったり、
リズムがあいまいな部分にも気が付けます。
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録音をして歌を練習するデリット2・録音と実際に出ている音は違う
自分では聞くことができない歌を客観的に聞かせてくれる録音ですが、
実は響きまでは録音することができません。
録音だと上手くなる人も実はいます。
特にマイクを使わないオペラだとそれが表れてしまいます。
録音されている声が美しかったとしても、実際の歌声は声が小さくて発声が悪い
・・・なんてことも起こります。
なので、実は私は今録音をしないで練習しています。
録音をしない場合は、骨伝導で聞こえる内側の声ではなく、
壁から帰ってくる外の声を聞いて判断しています。
録音をして歌を練習するメリット3・レッスンを後から聞きなおせる
歌のレッスンを録音すると、後から聞きなおすことができるのはもちろん、
ボイトレ講師に直す前と後のを比べることができるので、とても便利ですよね。
レッスン後の復習にもなりますし、次回に向けて自己練習も工夫することができます。
自分の受けたレッスン録音を全部保存しているという歌手の人も聞きます。
録音をして歌を練習するデリット3・録音に頼ってしまうことで、レッスンを集中しなくなる
レッスン録音を嫌がるボイトレ講師の意見はこれだと思いますが、
録音をすると後でも聞けるので便利な反面、レッスンを集中しなくなってしまいます。
歌は、音だけがすべてではありません。
音をどう出すか、筋肉に対する内部意識が必要です。
レッスンでは集中して、ボイトレ講師に求められたことを体で覚える必要があります。
そして、「今の声良い!」と言われた時の感覚を自分の体で覚えなければいけません。
音だけ再現しようとしても、上達しないからです。
録音をして歌を練習するメリット&デメリット・まとめ
録音を使った練習は、
・音程
・言葉
・リズム
・声の客観視
・レッスンの復習
・自分の声がボイトレ講師に言われてどう変化したか
を聴くことができて、とても便利です。
その半面で、録音に頼り切ってしまうことは危険です。
歌は自分の内側の意識が必要なので、集中する必要があります。
音程を直すにしても発声を見直してみたり、
録音だけでなく、自分の耳に帰ってくる外からの声も聞きましょう。
録音はとても便利なので、上手く使えばパフォーマンスの向上になります!
ぜひ、活用していきましょう♪
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